メンタルで休職した方の復職の流れ

このページではメンタル疾患で職場を休職した方に、お勧めの復職の流れをご紹介しています。

前提条件

・今後および現在、メンタル疾患で休職中の方で職場復職・社会復帰の参考になる情報をご紹介。

・私の持病は鬱病になります。しかし、他のメンタル疾患でも役立つ部分があると思います。

・あくまで個人の経験を元に書いています。時代の流れやそれぞれの病状や状況によって変わりますので、ご容赦下さい。

復職に向けた全体の流れ

寄道メンタルサポート「復職に向けた全体の流れ」

  • 休職開始から復職までの流れになります。
  • 休職から復職まで、メンタルの休養期間を含めて最低6か月のプランになります。
  • しかし、回復に必要になる期間は個人差が大きいと思いますため、ご注意下さい。
  • このため、1年以上必要となる場合も多いと思います。
  • 本記事は、休職初期・中期・後期の3部構成になります。

①メンタル休職初期

寄道メンタルサポート「メンタル休職初期」

期間

・個人差がありますが、2,3か月以上は必要かと思います。

・体調が上向きになって元気になった方も、休職可能な期間であればすぐに復職するのではなく、「②休職中期」を取り組んでいきましょう。

主に取り組むこと

・まず、とにかく休息を取ること。

・医師の指示に従い、処方されるお薬をしっかり飲むこと。

・元気が出てきたら、自分の好きな事や趣味などをまずやってみましょう。

コツ・アドバイス

  • 休んでいると、体調が良い日も出てくるかもしれません。そのタイミングで無理をすると体調悪化に繋がるため、ほどほどの活動量にしましょう。
  • また、可能であれば生活リズムを整えていきましょう。メンタル休職で長期休職すると、睡眠のリズムを中心として生活リズムが崩れがちです。朝決まった時間に起床をするところから始めてみましょう。
  • 注意点として、飲酒はメンタル疾患やお薬との相性が非常に悪いため、医師とご相談して禁酒をしましょう。
  • 調子が上向いてきたら、散歩を継続してみましょう。日光を浴び、体力を養うことはメンタル疾患改善に効果的です。
  • 金銭面の不安などがある場合は、障害年金・障害者福祉手帳・傷病手当金などの申請が可能か確認しましょう。これによって、金銭面の問題が緩和されると、治療に集中しやすくなります。

休養に役立つ参考情報

【メンタルに役立つYouTube】

【メンタルに役立つブログ】

うつ病の人にお勧め。簡単な運動3選

うつ症状が強く、動けない時間の楽しみ方(経験談)

休職中は、趣味を楽しんでみよう【メンタル休職】

うつ病になって、知らなくて損した社会制度3選

メンタルが弱ってるとき、絶対気を付けた方がいい事 3選

希死念慮が出たら、どうする?

鬱病の人におすすめ図書 3選

休職したての頃の一日の流れ

メンタル休職のメリット 3選

②メンタル休職中期

寄道メンタルサポート「メンタル休職中期」

期間

・1か月以上は時間が必要だと思います。

主に取り組むこと

・復職に向けた準備や環境を整えていく

・可能な範囲で趣味にトライしてみる

・以下の3つを軸に体調を整えていく

 - 基礎体力作り(ウォーキング、筋トレなど)

 - 脳トレ(読書、資格学習、PC作業など一人で完結できる作業)

 - 生活リズムを整える

・本格的な復職トレーニングの為に、リワーク利用の調整を行う。

(まずはリワークスタッフさんに電話で調整、見学から)

コツ・アドバイス

・基本的な体力作りや脳みそを動かすようなことをしていきましょう。しかし、体調にムラがある時期だと思いますため、疲労感が強くなったり、症状を反復する場合はしっかり休息を取りましょう。

・メンタル休職からの職場復職・社会復帰にリワーク利用はとても役立ちます。利用できる環境の方は、積極的に活用を検討しましょう。

・リワークが利用できない場合は、自主的なリハビリ方法を検討していくことになります。

・外出の頻度を多くしましょう。外に出て活動するだけで体力作りや外の刺激が脳のリハビリになります。

・読書・ネット記事・YouTubeなどでストレス対処や病気対策について学び始めましょう。やれることからで構いません。

休職期間に役立つ参考情報

【メンタルに役立つYouTube】

【メンタルに役立つブログ】

リワークって知ってる?

仕事復職のための図書館の活用

生活リズムが崩れてしまった人のための、朝起き方法

朝散歩をしよう【体験談】

趣味の見つけ方【体験談】

【簡単】指のツボをマッサージ【リラックス】

うつ病の人にお勧め。簡単な運動3選

公園の活用の仕方 3選

過剰なストレスケアで疲れた話

うつ症状がある時に断るべきこと3選(プライベート編)(体験談)

うつ病治療には知識が大切

外出中に具合が悪くなったら

③メンタル休職後期

寄道メンタルサポート「メンタル休職後期」

期間

・3か月以上(※リワークの方針や自主リハビリ復帰などの方針によって変わる)

主に取り組むこと

・メンタル休職から職場復帰・社会復帰に向けた本格的な取り組みをする。

・利用可能であればリワークに通う。しかし、利用できない状況の場合は自主リハビリを行う。

・職場復職に向けて、以下の事を主に行う。

 -生活リズムを整えつつ、体力を養う。

 -病気への理解を深め、自己分析を行う。

 -ストレス対処や職場適応方法について学び、試していく。

 -復職間際で職場の協力があれば、通勤訓練を行う。

・職場(産業医、上司など)と調整し、復職の調整を進める。

・職場に復職する。

コツ・アドバイス

・リワークが利用可能であれば積極的に活用しましょう。専門家の指導の下、復職に役立つリハビリに取り組めます。リワークが利用できない時は個人で学びながら復職にトライすることになります。(私が発信している各種情報を組み合わせて計画を立ててみてください)

・メンタル面の治療はもちろんですが、以下の点についてしっかり取り組むことが大事だと思います

 -自分に合うストレス対処方法を見つけながら、たくさん試す。

 -職場適応方法を認知行動療法やSST等で訓練し、身に付ける。

 -自己分析を行い、自分の得意・不得意・好き・嫌い・ストレスを受ける場面などを洗い出しておく。

 -復職後のライフスタイルに合わせて、毎日を過ごす(定時の時間に合わせて活動し、土日はゆっくりするなど)。

・職場復帰後は家族との時間や趣味の時間は減るため、今のうちに楽しむのも有り。

参考情報

【メンタルに役立つYouTube】

【メンタルに役立つブログ】

【うつ病・休職】仕事復帰のための自主トレーニング

「注意サイン」をまとめてみよう

自身の性格を見つめなおす(交流分析活用)

ロールプレイをしよう【緊張場面対策】【SST】

マインドフル瞑想をやってみた感想

復職時のおススメの行動

アサーティブな会話をしてみよう

職場の配置転換で、かなり楽になった話

復職が近づいてきたら、通勤訓練してみよう【メンタル復職】

リワークに通い、他人と比較することで自己理解につながる

家族会議でメンタル疾患と向き合おう

復職直後のうつ病おじさんの様子

メンタル復職の勘所 3選

認知行動療法の実践 ~コラム表~

~認知行動療法~ 概要説明編

メンタル疾患からの復職には『脳トレ』が重要

認知行動療法まとめ

復職の為に

いかがだったでしょうか。今回、メンタル休職から復職までの流れを解説させて頂きました。

復職後は、職場の疲労感で想像以上に疲れると思います。このため、ぼちぼちで無理せずやっていきましょう。無理して最初からアクセル全開で行くと、ストレスを処理できず再発する可能性があります。

とにかく無理せず、マイペースで生きていきましょう。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA